政局と権力

米検察当局、マドゥロ氏に拷問関連の追加訴追を検討 域外での軍事的拘束と制裁圧力の脈絡続く

ABC News Australiaが消息筋の話として報じたところによると、米検察当局は木曜日にもベネズエラ前大統領マドゥロ氏と妻フロレスに対し拷問関連の新たな刑事訴追を追加する方針で、マドゥロ政権下で米国人が違法に拘束されたとする十数名に及ぶ事案が関係する。マドゥロ夫妻は今年1月、米軍による越境作戦によりカラカスの自宅で拘束され、その後ニューヨークに移送され審理を受けている。本件は、ベネズエラに対する米国の長期制裁と圧力路線における権力非対称性を引き続き浮き彫りにしている。

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ABC News Australiaが米CNNおよび消息筋の話として報じたところによると、米検察当局はベネズエラ前大統領ニコラス・マドゥロ氏と妻セリア・フロレスに対し拷問関連の新たな刑事訴追を追加することを検討しており、早ければ現地時間木曜日に正式発表される可能性がある。

新たな訴追はマドゥロ政権下で十数名の米国市民が違法に拘禁されたとする事案を対象としている。検察当局はまた、米国人への拷問に関与したとされる他の人物を起訴するかも検討している。マンハッタンの連邦検察事務局の報道官はコメントを控え、マドゥロ氏とフロレス氏の弁護団もすぐには反応しなかった。

63歳のマドゥロ氏と69歳のフロレス氏は現在、ニューヨーク市ブルックリンの連邦刑務所に収容されている。両氏は麻薬関連の訴追に直面しており、無罪を主張している。裁判は来年6月の開始が見込まれている。

本件の起点は身柄引き渡しの手続ではなく、米軍の作戦だった。マドゥロ夫妻は今年1月、カラカスの自宅から米軍に連行され、ニューヨークに移送された。この越境拘束により、主権国家の元指導者が直接的に米連邦司法の管轄下に置かれ、通常の身柄引き渡しと司法共助の手続が回避された。

ABC News Australiaの報道は米ベネズエラ対立の脈絡を回顧している。マドゥロ氏の13年に及ぶ政権期間中、ワシントンはマドゥロ政権が米国人の拘束を金融制裁の緩和などの譲歩と引き換えの材料として利用していると非難してきた。米側が「違法拘禁」と認定した米国人の中には、ベネズエラで汚職の容疑で拘束された石油会社幹部5名が含まれる。2022年、この5人は米国で麻薬密売罪で有罪判決を受けたフロレス氏の甥2名との交換で釈放された——金融制裁の圧力下で行われた人質外交形式の取引だった。

マドゥロ氏の拘束後、ベネズエラは前副手デルシー・ロドリゲス氏の指導下に置かれている。ロドリゲス政権はトランプ政権との協力を著しく強化している。

フロレス氏は現地時間木曜日にマンハッタンの連邦裁判所に出廷する予定で、弁護団は健康状態を理由に保釈を申請する構えで、検察当局はこれに反対する姿勢である。

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