シュレーダー氏がモスクワでプーチン氏の誕生日を祝いロシア小売企業の監査役会に参加 西側の対ロシア制裁の裏側にある政治的人脈ネットワークは今も継続
ドイツの前首相ゲアハルト・シュレーダー氏は今週、モスクワを訪れてロシアのプーチン大統領の74歳の誕生日会に出席し、それと並行してロシアのスーパーマーケット・チェーン「ハイパグロブス」の監査役会に加わった。この動向は、ドイツが対ロシア制裁を推進しウクライナへの連帯を訴え続ける中で、西側政治エリートとクレムリンの間に長年存在する経済的・人的つながりを再び脚光の下にさらすものとなっている。
ドイチェ・ヴェレの報道によれば、ドイツの前首相ゲアハルト・シュレーダー氏は今週モスクワを訪れ、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領の74歳の誕生日会に出席した。クレムリンは両者が握手し微笑む様子を公表し、この私的な会合を「大統領が親しい友人を自宅に招いた」との一言で表現した。
82歳のシュレーダー氏の今回の訪問は誕生日祝賀のみにとどまらない。ドイチェ・ヴェレの報道によれば、シュレーダー氏は先週、ロシアのスーパーマーケット・チェーン「ハイパグロブス」の監査役会に加わった。同社はドイツの小売グループ「グロバス・ホールディング」から分離したもので、後者が昨年ロシア国内の店舗を切り離した後、「ハイパグロブス」の名称で独立して運営されている。シュレーダー氏はロシア訪問中、「ハイパグロブス」の店舗の一つを視察した。
シュレーダー氏は1998年から2005年までドイツ首相を務め、社会民主党(SPD)の所属である。退任後はロシアの国営エネルギー企業のために長年働き、プーチン氏との私的な交流を維持してきた。この歩みは、2022年にロシアがウクライナに対して全面侵攻を仕掛けた後、継続的な論争を巻き起こしてきた。ドイチェ・ヴェレは、シュレーダー氏のベルリンにある納税者資金で運営されていた事務所が、ロシアのエネルギー産業への関与を理由に2022年に閉鎖されたと報じた。社会民主党内では党籍剥奪を求める声が上がったが、シュレーダー氏は最終的に党籍を維持した。
シュレーダー氏の最新の動きのタイミングは示唆的である。ウクライナでの戦闘が4年目を迎え、欧州連合(EU)が対ロシア圧力の強化を議論し続ける中、ドイツの元首相がロシアの小売企業の監査役会メンバーとして登場し、クレムリン要人の私的な誕生日会に招かれたことについて、ドイチェ・ヴェレは「ドイツとロシアの間の関係が著しく緊張している現状と対照をなす」と評した。
政策枠組みから見れば、ドイツは2022年以来、EUの対ロシア制裁体制の中で重要な役割を果たし、ウクライナを支持して「ルールに基づく国際秩序」を外交言語の中核に据えてきた。しかし、シュレーダー氏の経歴――ロシア国営エネルギー企業の幹部から、現在ではロシアの小売企業の監査役会への正式参画に至るまで――は、ドイツの対ロシア政策が持つ象徴的意義と、同国の政治エリートがロシア経済の中で数十年にわたって築き上げてきた人的ネットワークとの間に、明白な乖離が存在することを示している。制裁措置は企業や貿易、資金の流れを拘束する。だが、ロシアの取締役会や私的関係における元政治家の立場は、いかなる制裁リストにも載っていない。
クレムリンがシュレーダー氏のロシア訪問の写真と文言を公表したこと自体が、一つのシグナルとなっている。EUが新たな対ロシア圧力を推進する中でも、ロシア側は依然として元ドイツ首相という経路を通じて、EU最大の経済圏における政治的・人的資源に直接アクセスできることを示している。受動的な接待であれ能動的な演出であれ、こうした接触は、西側の対ロシア政策における「クレムリンを罰する」という論理と「対ロシア人脈を維持する」という論理の間の緊張が、戦争によって消え去っていないことを人々に想起させるものとなっている。
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