南オーストラリア州で道路修復が遅々として進まず、Birdsville Trackは2年で400日封鎖され遠隔地の事業者に大打撃
ABC Newsの報道によると、クイーンズランド州と南オーストラリア州を結ぶ全長500キロ超のBirdsville Trackは、降雨による被害で過去2年間のうち400日が封鎖状態となり、沿線のMarree Roadhouseは売上が通常の3分の1まで落ち込み、Mungerannie Hotelは今年に入ってから一度も営業していない。南オーストラリア州インフラ・交通省は、修復の承認作業は今後2か月以内には着手が難しいことを認め、完全な再開スケジュールは公表されていない。
ABC Newsの報道によると、クイーンズランド州南西部のBirdsvilleと南オーストラリア州遠北部のMarreeを結ぶ全長500キロ超のBirdsville Trackは、オーストラリアを代表する内陸道路の一つである。この主に未舗装のルートは、沿線牧場の家畜輸送、家畜を南下させて南オーストラリアの市場に出す輸送、そして増加し続ける内陸観光の人流を担っている。しかしABC Newsの報道によれば、過去2年間に、降雨による被害で、この主要道路は400日が封鎖状態となり、沿線の家族経営の事業者に壊滅的な打撃を与えている。
Marree Roadhouseの経営者Lyall Oldfield氏はABC Newsに対し、自家の商売は現在「おそらく通常の3分の1程度」だと語った。「うちの家族は1934年からここにいるが、Birdsville Trackが1か月以上封鎖されたことは一度もない」と同氏は言う。「道路の状況は笑い事にならないほどひどく、もってのほかだ」。
Marreeから北へ約230キロのMungerannie Hotelは、2023年に新たな経営者に引き継がれた。3年後、道路の封鎖によってホテルが営業に不可欠な日常の給水を断たれたため、このホテルは今年に入ってから一度も営業できていない。共同経営者Andrew Norman氏はABC Newsに対し、2025年には状況は「全く営業シーズンと呼べるものではなかった」が、「去年はすでに十分惨状だと思っていたが、まさか今年がさらに悪化しようとは」と語った。Norman氏はMungerannie以北の区間の封鎖が最大の打撃だと直言する――「わざわざMungerannieまで北上してから引き返してくる人などいない」。同氏はこれからの1年間について一つの見立てを示すだけだ――「この道路が開いてさえくれれば、うちも営業できる。この道路が開かなければ、営業できない」。
南オーストラリア州インフラ・交通部の地域・内陸道路維持マネージャJuanita Chester氏はABC Newsに対し、同省はMarreeとMungerannieの約200キロの区間を「来週」再開できることを本来期待していたが、Mungerannie以北の区間は依然として相当な期間閉鎖されたままだと述べた。同氏は、Birdsville Trackの北部の一部区間は依然として水浸しになっており、「再開を検討できるまでにはさらに数か月かかる」と認めた。
修復の難しさは、資材採取場の滞水によってさらに増幅されている。Chester氏はABC Newsに対し、1キロ以上にもわたる路面が依然として水没している状態では、車両を通すには大量の盛り土材を運び入れて、路面が重量に耐えられる高さまでかさ上げしなければならないと説明した。その一方で、盛り土材採取用の地元の発掘場は降雨後に貯水池と化しており、「雨が降るとあっという間にダムのように水で満たされてしまう」。近隣で資材が採取できなければ、はるか遠方から盛り土材を運ぶしかなく、長距離輸送そのものが既存の路面をさらに傷めることになる。
さらに深刻なのは、Chester氏が、残る工事の工事数量と費用について同省がなお評価中であり、工事着手の承認を得る必要があり、「今後2か月以内に承認を得る可能性は大きくない」と認めたことだ。つまり最善のケースでも、本格的な修復工事は年末以降まで着手できず、残る修復工事の予算と完全な再開スケジュールは現時点で公表されていない。
Oldfield氏やNorman氏のような家族経営者の苦境は、市場変動や経営ミスによるものではない。彼らのキャッシュフローは、州政府が維持管理する道路に縛り付けられており、極端な天候によって引き起こされた破壊への対応で州政府の関連部局は緩慢で、明確なスケジュールも示していない。州政府は事実上、気象災害のコストのほぼ全額を、最も緩衝能力に乏しい遠隔コミュニティの経営者自身に転嫁しているのだ。
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